
ベルギーってテロがあった国ですよね?治安悪そう。。。女子の一人旅とか不安だな~。

2016年にテロがありましたね。実際に住んでみるとそんなに治安の悪さは感じないですが、日本ではないので注意は必要かな。
実際に住む前は、治安の悪いイメージがあったベルギー。
特にブリュッセルなど、都会はどこの国でも治安が悪いですよね。
そして、田舎に行けば行くほど安全ではありますが、観光地があるのは都会です。
実際に住んでみてかんじた、ベルギーの観光時の注意点と治安、その対策についての情報をお届けします。
中でも観光客が巻き込まれるのは、観光地でも軽犯罪です。
ベルギーの治安で注意すること
スリ

ベルギーの観光地である、ブリュッセルやアントワープ、ブルージュ、ゲントなどでは治安が悪いというか注意が必要です。
なぜなら人の集まるところでは、軽犯罪が多発するから。
特にブリュッセルのグランプラス、マネケンピーなど観光で定番のスポットで、人が密集しているところは注意が必要です。
声をかけられた時は要注意。
友人はトイレに行く際に、スリグループの一人に声をかけられ、気を取られている間に財布を盗まれました。
何かに気を取られている間に、スリの被害にあうケースがほとんどです。
【対策】
必要以上に緊張することはないですが、声をかけられた瞬間は気を引き締めましょう。
以前、一人で地下鉄のホームに向かう途中に、怪しいおじさまが声をかけてきました。
おじさま「そのリュックどこの?」とリュックを触ろうとしてきます。
私「触らないでください!」強めの口調で言いながら、リュックを肩から降ろして前に抱きました。
おじさま「大丈夫。何もしないから」
私は無言でリュックを前に抱いたままおじさまを見ていました。
その後も、「どっから来たの?」「一人で来たの?」などあれこれ質問してきて怖かったです。
結局、何事もなく質問攻めにあっただけでしたが、ただ話たかっただけなのか、スキがあればと考えていたのかはいまだに謎です。。。
最近は防犯対策のリュックやバッグがあるので、できれば旅行の際には防犯対策された物が安心ですね。
くれぐれも高級なブランドを持っていくのはやめましょう。
私はお金がありますよ、と言っているようなもの。
防犯対策されたバッグに、安い旅行用の財布のがおすすめです。
ベルギーに来てからブランドの財布は使わず、いつも安い財布を持ち歩くようにしています。
格好も日本にいるときのようなきれいな格好は目立ちます。
現地に溶け込める格好がスリには狙われにくいです。
セキュリティーポーチもスリ対策の1つですね。旅行前に揃えてみてはどうでしょう。
最後に、当たり前ですが、多額の現金は持ち歩かないことです。
置き引き

スリと並んで多いのが置き引きです。
治安の悪い場所だけでなく、街中のレストランでの置き引きも考えられます。
日本では平気でスマホをテーブルの上に置いたり、カバンを目の見えないところに置いたりしますよね。
ベルギーではありえません!
テーブルの上に置いておくと目を離したすきに、スマホやカメラなど通りすがりに持ってかれます。
もう一つ注意しなければならない場所は、電車内。
日本では電車で良く寝ている人を見かけますが、ベルギーではいません。
眠ってしまうと荷物が狙われるからです。
電車内では自分の荷物管理を徹底して下さい。
【対策】
レストランなどでもカバンや持ち物は、自分の身体に触れている方が安全です。
足元に置く際もいつも足に触れるように置いています。
トイレなど席を立つ際には、友人に預かってもらうか一緒にトイレに持っていきましょう。
スマホはカバンに入れずポケットに入れています。ただしボタンかファスナーが付いたポケットです。
常に荷物を置く時には、人の通りが多い通路側でなく、奥側に置くようにします。
電車でも同じです。自分が通路側。カバンや荷物は窓側です。
混んでいる時は前に抱えて膝に乗せています。

やっぱり日本ではないことを常に意識した行動が大事なんですね。

ついつい荷物から目を離してしまいがちですが、気を付けましょう。あとは治安が悪い場所に近づかないことも大切です。
治安の悪い場所
観光で訪れるだけでは、どこが治安の悪い区域かわかりませんよね。
そこで、なるべくなら近づかない方がいい場所、治安が悪い区域をお伝えしておきます。
以下の場所は私も近づきません!
人通りのない路地

どこが安全で、どこが危険か。
判断が難しいですが、基本的に観光で行くような場所は大丈夫と思ってもらえたらいいです。
とはいえ、観光地なのに1本隣の路地に入っただけで、雰囲気が全然違うこともあるので注意して下さい。
【対策】
特に、観光地でも人の通りが少ない路地は入らない方が無難です。
だいたいちょっとヤバそうな人が歩いていたり、雰囲気がなんか怪しいと思ったら避けるようにします。
ブリュッセル南駅・北駅
たまに南駅は昼間に買い物に行きますが、雰囲気が独特で貧しい人が多く住んでいるようなかんじです。
ブリュッセルなのにアフリカのようでした。
人種差別をするわけではないですが、黒人の方が多くすんでおり、ベルギー人はほとんど見かけません。
一般的に治安が悪いとされている場所です。
だから私たち夫婦の間ではブリュッセル南のことを、「南アフリカ」なんて呼んでいます。
でも、昼間は大丈夫です。
買い物だけ済ませたらすぐに帰りますけど。。。
北も治安が悪いと言われています。
ブリュッセルの中でも貧しい地域で、駅から一歩出ると雰囲気から違います。
【対策】
基本的に貧しい人が住んでいる地域は、犯罪率が高いので、近づかない方が良いです。
ブリュッセルの場合は北と南駅周辺になります。
モーレンベーク地区
フランスのパリでテロがあったのを覚えていますか?
テロリストが潜伏していたのがここモーレンベーク。
アラブ系の人が多いので治安が良くないです。
これまた人種差別ではないですが、実際にアラブ系の移民の方が多く済む町では、犯罪率も高いというのが現状なんです。
なにかトラブルがあると大体アラブ系の人だという。。。
ベルギーは移民に対してソーシャルな国なので、アラブ系やアフリカ系の移民の方が住む地域があります。
観光なら用事もないと思うので、避けた方が安全です。
余計なリスクを増やしたくないですからね。
夜の公園

ベルギーに来た当初、一番初めに現地の人から言われたことが
「夜の公園は危険だから近づくな!」
日本と違ってとてつもなく公園が広くて、中に入ってしまうと外からは全く人が見えなくなっています。
そのため隠れるのにちょうどいい場所なんです。
浮浪者がいたり、ドラッグの売買がされていたり、夜の公園は犯罪に巻き込まれるケースが多いです。
【対策】
家のすぐ目の前にも公園がありますが、夜は遠回りをしてでも公園の中を通らないようにしています。
ただ昼間は家族連れや、子供たちが遊んでいたりしているので問題ないです。
普通に皆が集まる憩いの場って雰囲気です。
緑も多くて癒されてます。

他にも何か気を付けたらいい事があるのかな?

他には。。。物乞いですね。スッゴク多いので始めはビックリしました。路上や電車の中までいます。
その他の注意点
物乞いに注意

ベルギーに来てから物乞いの多さにビックリです。
駅にも道路にも電車の中にも。
あちこちで目にすると思います。中には話しかけて来る人もいます。
なんでこんなに物乞いが多いのか。
路地に座り込んで紙コップのを持って「お金も住むところもありません」みたいなメッセージが書かれた段ボールを持っています。
【対策】
一番驚いたのは電車に乗っていて車内で、メモを渡されたことです。
メモにはお金を恵んでほしいという内容が書かれています。
一両全員にメモを渡し終えると、物乞いをする人が戻ってきて目の前に手をさし出してきます。
手にお金を渡して欲しい、というジェスチャーですが、渡す必要はありません。
たまに優しい現地の方は恵んでいますが。。。
お金がないのに電車に乗れていることに疑問を感じます。。。

それでもスリや、置き引きにあったらどうしたらいいの?

やはり警察ですが、言葉の心配もあると思うので、まずは日本大使館に相談してみましょう。
ベルギーで犯罪に巻き込まれたら
対策をしていても、スリや置き引きなど犯罪に巻き込まれてしまった場合は、警察に連絡が一番です。
でも言葉が話せないとなかなか難しいので、言葉に不安がある方は日本語が通じる日本大使館に相談してみましょう。
パスポートをスラれた場合も大使館へ連絡してくださいね。
大使館の情報は以下です。
住所 Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles
営業時間 9:15~12:00 13:30~16:00
電話 +02 513 23 40
警察に連絡する際は、日本とは番号がもちろん違います。
ベルギーの警察は101です。
はじめはフランス語かオランダ語ですが、英語でお願いすると英語で対応してもらえます。
ベルギーの治安まとめ
実際に住んでみてかんじた治安と、注意してほしいことを紹介しました。
せっかくの旅行なのに、犯罪やトラブルに巻き込まれるのは嫌ですよね。
対策を知っていれば、スリや置き引きなど防ぐとこができます。
治安の情報を知っていれば、リスクも減らすことができます。
安全にリスクを避けて、ベルギーの旅行を楽しんで下さいね。