ヨーロッパでは、多くの国が徐々にロックダウンの緩和に向けて動いています。そうなると、皆さんが気になるのが現地の情報ですよね。
そこで今回は
- いつからどこの国が入れる見込み?
- 入国後の検査や待期期間は?
- 交通機通関は運行している?
- 観光地の施設は開いている?
という情報を国別にまとめてみました。
ロックダウンが緩和され入国できる可能性のある国
6月から国境を開放する予定の国です。しかし、国際線の運航は一部なので6月からの旅行は難しそうですね。7月から国際線の運航拡大が見込めそうですが、今後の状況次第です。
アルバニア
ヨーロッパで一番早いのがアルバニアです。
6月1日から国境を解放予定、これに合わせて公共機関も再開する予定です。
現在は、一部のショップやレストランが営業しています。
一部のホテルやビーチは6月15日から再開予定になっています。
イタリア
続いてイタリア。6月3日に国際的な観光客を受け入れる予定です。
公園、レストランはテイクアウトのみで、バーやレストランやショップ、美術館はオープンしています(6月1日に再開されるバチカン美術館を除く)。
6月からホテルは予約客のみ利用可能です。フライトは全てが運行しているわけではありません。列車は制限付きで運行しています。
シチリア島は、様子を見てから問題がなければ、国内外の観光客を受け入れる方針です。
ベルギー
6月15日までに、海外からの観光客受け入れを目指しています。確定するのか、発表は5月末です。
公共交通機関は平常通りで、フェイスマスク着用が義務です。ショップ、美術館も再開しています。
6月8日からカフェ、レストラン、いくつかの観光スポットが再開予定です。
- 入国後14日間の自己分離が義務付けられています。
- トランジットの際には、居住証明と次の国へ行く旅行券が必要です。
ギリシャ
6月15日から観光客を受け入れるとしています。
全てではないですが国内線とフェリーが運航していて、エーゲ海とすべての島への旅行も許可され、公共機関も運行します。
ショップ、バー、レストランなどは一部営業中です。6月中にモール、映画館、遊園地、遊び場、スポーツ施設が徐々にオープンする予定になっています。
6月1日から通常のホテルがオープンし、季節限定のホテルは6月15日からオープンします。
でも、直行国際便の多くは7月1日まで再開されないので、7月以降になりそうですね。
クロアチア
現在は、クロアチアに不動産や船を持っている外国人や近親者。宿泊施設やボートのチャーターの予約がある観光客は入国が許可されています。
公園、ビーチ、ショップ、美術館、ホテル、屋外のレストランやバーは営業していて、公共交通機関も制限付きで運行しています。
一部の国際線および国内線の運航が許可されていますが、国際航空会社の大半は、7月運航を開始する予定です。
ポーランド
6月13日以降、国境は外国人観光客に開放される可能性が高いです。
現在は、都市、国立公園、ビーチへの旅行が許可されました。ホテルも営業を再開するしています。
ほとんどのショップ、レストラン、バー、美術館、ギャラリーも営業しています。一部の公共交通機関も運行されています。
オランダ
6月15日以降はシェンゲン協定からだけでなく、海外からの観光客の受け入れを許可される見込みです。
現在は、ショップや一部のホテルがオープンしています。
6月1日から劇場、音楽会場、美術館、映画館、屋外レストランとバーをオープンする予定です。
アイスランド
6月15日までに国際線到着の制限を、緩和できるだろうと政府は見込んでいるそうです。
現在は、一部の公共機関が運行しています。ほとんどのホテル、アトラクション、レストラン、ショップがオープンしています。
・14日間の自己分離の代わりに、入国時にテストが必要になります(最終的な詳細は5月末に発表されます)
・到着は国の追跡アプリをダウンロードする必要があります。
ポルトガル
5月22日はか外国からの観光客が受け入れられるように体制を整えています。6月15日以降に他の国際便も運航を開始する可能性があります。
現在は、ビーチやキャンプ場が開いています。多くの地域のレストランやバーは客を制限しながら営業をしています。
対策の解除は地域によって異なりますが、国中のほとんどの場所からリスボン市内中心部への鉄道とバスの運行があります。
マデイラとアゾレス諸島への旅行は14日間の自己隔離がまだ実施されています。
スペイン
6月中は段階的に国が再開され、一部の便が運航し、国境は7月から徐々に開放される予定です。
現在は、一部のホテルが営業開始しています。レストランやバーの屋外スペースはオープンしていますが、ほとんどは6月以降になります。
博物館やビーチは開いていますが、制限があります。
本土からバレアレス諸島およびカナリア諸島への必須ではない旅行はまだ許可されていません。
トルコ
政府は国内観光を5月末までに再開し、国際観光を6月中旬までに再開することを目指していますが、国際線は限られています。
現在、ホテルやレストランは営業しています。
ロックダウンが緩和し一部の国を受け入れている国
これらの国はヨーロッパ在住の限られた国の方のみ、現在行くことが可能になっています。でも、日本からの受け入れはまだまだ先になりそうです。
スウェーデン
国境は英国国民とEU諸国の国民のみに解放しています。
ロックダウンは一度もしていません。
エストニア、ラトビア、リトアニア
現在、バルト諸国の中からの観光客だけが入国を許可されています。
ハンガリー
現在は、ルーマニアからのみ入国可能です。
ブダペストでは、ショップ、公園、バーやレストランの外のエリアが営業しており、他の場所ではホテルの営業もしています。
6月15日にオーストリア6月1日からはスロベニアも可能になる予定です。
ドイツ
国境はルクセンブルクのみ解放中です。6月15日からスイス、フランス、オーストリアも解放される予定です。
ショップ、レストラン、いくつかのホテルがオープンしました。
ルーマニア
ハンガリーのみ国境を開放しています。
ホテル、ショップ、レストランはオープンしています。
ルクセンブルク
ドイツとの国境のみ解放しています。
レストラン、ショップ、ホテルなど徐々に再開しています。
アイルランド
一部のフライトとフェリーサービスは、アイルランドとイギリス間で運航を続けています。
レストランと一部のパブは6月29日に再開します。ホテル、美術館、ギャラリーを7月20日に再開します。
ロックダウン緩和して今後、近隣からの入国ができる予定の国
オーストリア
現在、レストランとバーは営業中です。ホテルは5月29日から営業開始予定です。空港は閉鎖されてませんが、5月31日までは運行が制限される予定になっています。
6月15日からドイツ、スイス、チェコ共和国、スロバキア、ハンガリー、リヒテンシュタインからの入国のみ可能です。
- 入国時に健康証明書が必要です(コロナウイルスがないことを明記)
- 証明書がない場合は14日間自己分離があります。
- テストはウィーン空港で190€で受けれます。
チェコ共和国
現在は、ショップ、屋外レストラン、パブ、美術館などの観光施設がオープンしています。
6月15日までにオーストリア、ドイツとの国境を開放予定です。
フランス
現在、公共交通機関は徐々に平常通りに運行されています。大規模な美術館やビーチ、一部の公園は少なくとも6月1日まで閉鎖されます。
一部のショップはオープンしていますが、レストランやバーは6月2日まで閉鎖見込みです。
6月15日から、スイスとドイツからの入国が許可されます。
ブルガリア
現在、一部のホテルは営業中で、屋外バー、レストランもオープンしています。
国境は6月1日からギリシャとセルビア、その後はオーストリアとドイツを開放する予定です。
スロベニア
ハンガリーとの国境は6月1日までに開かれる可能性があります。
スイス
6月15日からドイツ、フランス、オーストリアとの国境を開放予定。ホテル、ショップ、レストランは再開しています。
ロックダウン緩和後も国境については未発表の国
デンマーク
ショップ、公園、一部のホテルは営業していて、公共交通機関も運行しています。
レストランとバーが徐々にオープンしています。6月8日以降にスポーツ施設、劇場、映画館が再開予定です。
デンマーク政府は6月1日までに国境管理の発表をするとしています。
マルタ
5月末までに空港再開の可能性があるとしています。
キプロス
今後は段階的に方針を決めていきます。
フィンランド
6月1日からショップ、レストランが再開しますが、国境についての情報は未定です。
ノルウェー
6月15日に今後の方針を発表する予定としています。
スロバキア
乗り継ぎのみ許可されていますが、次の便のチケットが必要です。
まとめ
現段階での最新情報をまとめました。今後、数カ月以内に行けるようになる国も出てきますが、14日の隔離や、検査、証明書類提出の義務もあります。何も気にせずに思いきり楽しめるようになるまでには、まだまだ時間がかかりそうですね。今はもう少し我慢をするのが、正解ではないでしょうか。