ヨーロピアンの隠れ家的リゾート地としても有名な、クロアチアのフヴァル島は、アドリア海の碧い海に浮かぶ島。
青の洞窟と言えばイタリアですが、フヴァル島にも青の洞窟ががあると聞き、さっそく行ってきました。
フヴァル島への行き方と、おすすめの観光スポット、レストランをご紹介します。
フヴァル島への行き方
フヴァル島への行き方は2通りです。スプリットから船か、ドブロブニクから船になります。今回はスプリット経由で、フヴァル島に渡りました。
スプリットの港からはフェリーかカタマランで渡ります。
フェリーはわかるけど。。。カタマランって?
ってなりますよね。
カタマランとは、フェリーより小さくてスプリットとフヴァル間を、定期的に運行している船のことです。所要時間は約1時間とフェリーより早いです。
運賃も安く大人一人110クーナ。
そう!ユーロではありません!
クロアチアはEU加盟国ですが通貨はクーナなんです。
チケットの入手方法ですが、Jadrolinija社が販売しているのでここのHPで事前にネット予約しましょう。
スプリットの港でも買えるのですが、ハイシーズンになると並ぶし、最悪思った時間に乗れないなんてことも。。。

黄色い枠に出発地と到着地を入力し日にちを選ぶだけです。
そうすると、時間を選べる画面が出てきます。

自分の乗りたい時間を選んで黄色い枠の赤い文字をクリックします。そのあとは人数、個人情報入力、支払いへと進みます。
私たちは前日にスプリットのホテルに宿泊していたので、9:45分に乗りました。
船は小さいといっても、そこそこの大きさです。一応の揺れに備えて酔い止め飲んでいましたが気にすることなく到着です。
隠れ家的リゾート

港にはたくさんの船やボートがズラッと並んでいて、なんだかテンションが上がる光景!
リゾート地に来た!って感じがします。
ホテルのスタッフがお迎えに来ているので、スーツケースを預けてホテルまで運んでもらいます。私たちは歩いてホテルに向かいました。
ですが。。。
その前に、港で青の洞窟のツアーを予約しておくことにしました。港にはショップが2件並んでいます。
どちらでも値段に差はないと思いますが、コースが選べます。
選んだのはVisevo島から「青の洞窟」と、「poratbeach」そしてVis島で「緑の洞窟」と「Stiniva湾」がセットになったものです。
ツアーは1日かかるので予約を翌日にして、今日はホテルのビーチで、ゆっくりすることにしました。

水着に着替えてビーチへ。
どうですか。この透明度!
アドリア海の碧い海。キレイですね~。
しかし、泳ぐには冷たすぎる。。。ヨーロピアンの方は普通に泳いでいましたが、日本人の私には冷たすぎて泳げませんでした。
ちなみに6月末です。
なので、今日はビーチサイドでのんびりしてリゾートを満喫しました。
その後、ホテルの部屋に戻ります。
今回宿泊したのは「Amfora Hvar Grand Beach Resort」

大型のホテルです。部屋からの眺めは良いですが、残念なことに使い勝手が悪く部屋が狭いです。
ビーチやプールなどの施設は整っているのに。。。もったいないホテルです。
もう少し部屋が広くて使い勝手が良ければいいのにな~。
青の洞窟ツアー
さて、翌日は楽しみにしていた青の洞窟ツアーに参加です。
集合場所の港に行き、料金を支払います。そのまま水上タクシーのようなゴムボートに乗って出発!
ちなみに持ち物は
- 水着(着用)
- ドリンク
- 防水バッグ
- 防水カメラ
- タオル
- 長袖の羽織るもの
- 日焼け止め
体が濡れた後にボートで風にあたると寒いので、長袖はあった方がいいです。
10人ぐらいしか乗れないような小さなボート、日本人は私たち2人だけでした。ガイドさんは英語で案内してくれます。
ボートに乗り込み、一旦ビシェボ島に向かい、そこでさらに小さなボートに乗り換え、青の洞窟を目指します。
洞窟は入り口が小さいため、小さなボートじゃないと通れないんです。
しかも、季節によっては、入り口が通れないこともあるので、ご注意ください。一番行ける確率が高いのが夏。風がなく波が穏やかであればまず行けます。
さすがに人が多くて、島でしばし待機時間がありました。
それにしても、ビシェボ島の周辺はさらに透明度がスゴイ!
待ち時間にちょっと島の周辺を散策しました。
そしてやっと、待ちに待った順番です。
ボートに乗り込みしばらく走ると、ガイドさんがから入り口を通る時は「ヘッドダウン」するようにと説明されます。
ついに入口が見えてきました。ガイドさんの大きな「ヘッドダウン!!」の声にみんな一斉に頭を下げます。
トンネルをくぐり抜け、頭を上げてみるとそこには青く光る空間が。。。

暗い静かな洞窟の中に幻想的な光。
ガイドさんがゆっくりボートを漕ぎながら進みます。
静寂さがいっそう神秘的な雰囲気で、ぜひ見ていただきたい光景です。
青の洞窟をでたら次はランチをしに「poratbeach」へ。

ここは少し透明度が劣りますが、それでもきれいです。軽くランチを済ませてから今度はVis島に向かいます。
Vis島は初めてきく名前でした。日本ではあまりメジャーではないかもしれません。
雰囲気はビーチリゾートってかんじです。

Vis島は1988年まで外国人は立入禁止だったそうです。その理由はユーゴスラビア時代の軍事基地として利用されていたから。。。歴史の背景があるんですね。
上陸して街をブラブラします。カフェでちょっと休憩してから、次は「Stiniva湾」に向かいます。

雑誌などでもきれいなビーチとして紹介されたようで、混んでいると聞いてましたが、タイミングが良かったのか、貸し切り状態です。
自分たちのボートの人以外数名しかいません。
せっかくなので、ちょっとだけ海に浸かってみました。
最後は緑の洞窟です。
青の洞窟は青い光だったので緑の洞窟は緑の光なのかな。。。なんて思っていると到着です。

メチャメチャ綺麗なエメラルドグリーン!!
でも、どう見てもボートは通れない入り口の大きさです。
するとガイドさんが「泳いで入っていいよ」とい言うのです。
さすがにこの水温は寒すぎる。。。
でも、外国人の方は水着になるとためらいもなく飛び込みます。
結局、中には入るのは諦めて、入口まで行って引き返してきましたが。
体感温度がちがうのだろうか。。。
おすすめレストラン「Leporini」
楽しかった絶景島巡りが終了し、フヴァル島に戻り夕食にします。

せっかくなのでシーフードの美味しいお店が良い!
と選んだのが「Leporini」
路地裏にあるいい雰囲気のお店で、料理も美味しかったです。テラス席で食事をするのが一般的で、店内にはお客さんはいません。
ヨーロッパはどこの国に行っても、テラス席のレストランが多いですね。
店員さんの対応も愛想良く、英語も問題なく通じます。メニューも英語がありました。

おすすめはやっぱりシーフード、小エビのサラダと白身魚のグリルを選びました。
夕食を済ませたらホテルに戻り、明日の山登りに備えます。
おすすめ観光スポット
翌日、昼前に起床し目的の「城塞」へ登ります。

城塞はオスマン帝国の侵略を防ぐために築いた砦で、建設にスペイン人が関わっていることから別名「スペイン砦」とも呼ばれています。
道が舗装されているので山道ではないですが、坂道をひたすら登ります。
時間にすると20分ぐらいなのですが、暑いので体力は奪われますね。。。
山道を登りきった後は、城塞の中に入って階段を登ります。中に入るには入場料が必要ですが、チケットの購入は現金のみ。
クレジットカード決済不可なので、現金を用意しておいてくださいね。
ついに、頂上まで登ればそこには絶景。

山道を歩くのが少ししんどいですが、この絶景はおすすめスポットです。
港が見渡せます。
城塞の内部も見学できるようになっていて、牢獄などが展示されていました。

他にもカフェがあり、休憩できるようになっています。水分補給がてら休憩しました。
住所 Ul. Higijeničkog Društva 19, 21450, Hvar,
営業時間 8:00〜21:00
入場料金 大人40kn子供20kn(現金のみ)
景色を堪能したら、路地裏のお店を見ながらステパノ広場まで戻ります。
路地裏には個人でやっているショップがたくさん並んでいて、見て回るだけでも楽しいです。

ただ島なので物価が高いのか、お土産なども割と高い!
同じものを買うなら船乗り場の、スプリットの方が安いので、フヴァル限定のお土産以外は、スプリットで買うのがおすすめです。
リゾートでのんびり
4日目は。ホテルのプールでのんびりする日。

プールサイドでランチして、ドリンク飲みながらまったり~~。
こういう贅沢な時間好きです。
プールサイドのソファーでゴロゴロ。暑くなったらプールに浸かる。。。そしてまたゴロゴロ。。。
最高です!!
やっぱりリゾートって良いな~帰りたくないな~。という気持ちになります。
観光であちこち行くのも良いですけど、1日はこうやってのんびりする時間が欲しいです。
夕方になったらディナーの準備、部屋に戻って着替えます。
お店はショーケースに魚介類が並んでいる「Kod Kapetana」にしました。
オマールエビが並んでいたのでそれを選び、店員さんがテーブルまで来て、重さと値段を計算してくれます。
オッケーなら調理してくれますが、その前に調理法を聞かれました。焼く、蒸す、煮るから選ぶことができます。
味は美味しかったです。でも、料金的には少し高めのレストラン。海沿いにあるので、きれいなアドリア海を眺めながら食事ができます。
最終日には、ちょうどよかったのかも。。。
所在地 Fabrika 30, Hvar, 21450
営業時間 10:00~24:00
これで、4泊5日のフヴァル島の旅は終了。フェリーでスプリットまで戻ります。

フヴァル島観光のまとめ
フヴァル島の情報が少なく、行くまでどんなことろかよくわかっていませんでしたが、行って良かったと思えた都市です。
島なので全体的に物価が高いなという印象ですが、ヨーロッパのリゾートを満喫できました。
スプリットやドブロクニクから船で1時間とアクセスも良いので、ぜひフヴァル島もクロアチア旅行の際にはプランに組み込んでみて下さい。