ベルギーのリエージュは、ワロン地方の中でも大きく第5の工業都市です。
日曜になると有名な朝市も開催されています。
ベルギーの中でも最大級と言っていいぐらい、大きな朝市で活気のあるところ。
ブリュッセルから1時間ほどなので、日曜に1日観光するのにもちょうどいいです。

リエージュ?聞いたことあります。有名な観光地とか食べ物とかあるんですか?

そうですね。有名なのはなが~い階段かな。他にも観光スポットと名物料理もあるので紹介していきますね。
今回は行ってきたのが、日曜ではないので朝市はないですが、平日にブラっと街を観光してきました。
きっと素敵な街だと思ってもらえるはずです。
ベルギーのリエージュ
リエージュはブリュッセルから電車(IC)で1時間ほどです。
ワロン地方なのでフランス語が使われています。
Liege「リエージュ」はフランス語読みなので、オランダ語ではLuik「ラウク」です。
なのでオランダ語圏にいる時はLuikとなっていて、始めはそれがリエージュだとは気づきませんでした。
私の住んでいるGent「ゲント」も、オランダ語では「ヘント」です。
二つの読み方を常に知っておかないといけないのでややこしい。。。
リエージュのが一般的なので、ここではリエージュでいきますね。
リエージュまではブリュッセル中央駅から、リエージュギマン駅Liège-Guilleminsまでまず行きます。
ここから乗り換えリエージュ、サントランバート駅Liège-Saint-Lambert / Luik-Sint-Lambertusに行きます。
リエージュギマンから歩けないこともないですが、遠いので乗り換えをおすすめします。
観光でたくさん歩きますからね。
それに、あとからながーい階段も登るので、体力は温存しておきましょう。
2駅で到着するサントランバート駅は終点です。
リエージュ観光スポット
観光スポットの前に。。。
リエージュのギマン駅はなかなか大きくてなんだかアートなかんじ。
有名な人が建設したのかな。。。
金沢の駅に近いような。。。
とにかく近代的なんです。
そこでちょっと気になったので後で調べてみました。
すると世界中で活躍する建築家・サンディアゴ・カラトラバが設計したものでした。
やっぱり有名な人だったんですね。
アテネオリンピックのスタジアムも手掛けています。
でも写真を撮ってなかったので、駅のHPの写真を代わりにどうぞ。
なんとなく金沢駅っていうのに共感してもらえたかな。。。
では、まずは始めにビジターインフォメーションからスタートです。
ここでマップと観光情報をもらいます。
受付の方がとても親切で、夫にはフランス語のパンフレットを、私には英語のパンフレットを渡してくれました。
Collegiale saint Barthelemy 聖バーソロミュー教会

インフォメーションから歩いて、10分もかからない場所にあります。
もらったマップで迷うことなく着けました。
メルヘンチックな教会です。
城壁の外に建てられ、11世紀後半から12世紀後半まで続く石炭砂岩で建てられました。
その後は、何世紀にもわたって改造され現在の建物になりました。
中には入るとこができなかったので外観だけになります。
天気が良いので青に赤が映えますね。
また少し歩いて行くと別の教会が見えてきます。
Notre Dame de l’Immaculee Conception

全体が赤い教会って珍しくないですか?
初めて見たかもしれません。
ここも中には入れずでした。
時間も書かれていなかったので、観光では入れないのかもしれません。
でも、もらった観光マップには載っていたので写真だけ撮りました。
そしていよいよメインのながーい階段に行きます。
Montagne de Bueren ビューレンの山

これがながーい階段。
374段あるんですって!!
階段の名前は、15世紀にブルゴーニュ公のシャルル・ザ・ボールドによる攻撃からリエージュを守ったヴィンセント・ド・ビューレンにちなんで名付けられました。
上まで登ると景色が見れてきれいですよ、ってインフォメーションのお姉さんが教えてくれた観光スポットです。
さっそく登ってみました。
ですが、途中でちょっと休憩しながらじゃないと辛いです。
観光客の方がたくさんいましたが、皆さん息を切らしながら途中で休んでました。
運動を普段からしている人は大丈夫かもしれませんが。。。
私は運動不足であることを激しく後悔しました。

果てしなく長く感じて、ずっと「まだなの?」って言ってたぐらいです。
飲み物買ってから登れば良かった。。。
なんて考えながらひたすら登りました。
で、着いたのがこの景色です。

これだったら正直ナミュールの方が絶景!?
な気がしますが。。。
いかがでしょうか?
でも観光地だし有名なので、一度は登ってみるのがおすすめです。
思い出にもなりますしね。
坂から降りて来たところでちょうどお昼時間だったのと、喉がカラカラなのもあり、ランチにしようという話に。
おもむろに携帯を出してチェックし始める夫さん。
何かと思えばリエージュの名物料理が食べたいらしく、口コミやランキングをみて近くのお店を探してくれました。
Cafe lequet

名物料理のミートボールです。
日本だとミートボールと言えば小さい丸いのがたくさんですが、ベルギーでは大きいミートボールです。
1個か2個か選べるようになっています。
付け合わせには、もう言わなくてもわかるかもしれませんがフリッツです。
ポテトの国ですからね。
そしてソースは特徴的な、リージュシロップのソース。
リエージュシロップとは、町発祥の果実を煮込んで作った甘いシロップです。
ベルギーでは煮込み料理に使うのだそう。
あとはパンに付けたりする人もいるらしいです。
それを知らなかった私は、予想に反した味だったので思わず「あっま~。」って日本語で言っちゃいました。
左の白いカップに入っているのはアップルソース。
これは何かにかけるものでもなく、スプーンですくって食べるんです。
ジャムのような感じだと思ってもらえたら。。。
もちろんアップルソースも甘かったです。
何でアップルソースと一緒に食べるのかはわかりませんが、ベルギーではたまにアップルソースが付いてきます。
住所 Quai Sur – Meuse 17, 4000 Liège
営業時間 月・木~金 12:00~14:30 18:00~21:00 日曜 6:00~15:00 【火曜定休】
Palais des princes-eveques プリンスビショップス宮殿

中心部のサンランベール広場にあるパレスに来ました。

王家の人たちがここで昔住んでいたんですね。
この周辺は、ショッピングモールなどもあって、人通りが多いです。
スーパーもあったので、水を買うために「デレーズ」に寄りました。
日本でもよく見るようなお店もたくさんあります。
Collegiale Saint Jean l’Evangeliste 聖ヨハネ伝道者教会

人通りの多いとこを抜けていくと、その先に見える建物が聖ヨハネ伝道者教会です。
でもやっぱり中には入れませんでした。
と思ったら空いてる時間自体がそもそも1時間しかありません。
中も見学したいなら時間を合わせるしかないですね。
住所 Pl. Xavier-Neujean 32, 4000 Liège
営業時間 月曜~土曜 12:00~13:00 水曜 19:30~20:30 日曜 18:00~19:00 【土曜定休】
Cathedrale Saint Paul 聖ポール大聖堂

最後は聖ポール大聖堂です。
外装が工事中でしたが中には入れました。
光がたくさん差し込んでいて、すごく明るい教会です。

フランス革命の間に、リエージュの古代大聖堂、サンランベール教会が破壊されました。
革命後、かつてのセントポール教会の教会は昇格し、現在のリエージュ大聖堂になったそうです。

ステンドグラスも素敵ですね。
内部にはいくつかの絵画が展示されています。
住所 Place de la Cathédrale 6, 4000 Liège
営業時間 8:00~17:00
リエージュ観光まとめ
リエージュの観光スポットは、どこもインスタ映えするようなスポットばかりでした。
名物料理は予想外の味でビックリしましたが、リエージュならでは物が食べられて良かったです。
アントワープ、ゲント、ブリュージュなど北のフランダース地方に比べると、田舎でのんびりしている雰囲気だと感じました。
素朴な田舎を感じるリエージュも、観光プランに入れてみて下さいね。